ジェンダー総合研究所

BYSTANDER

バイスタンダーとは

たとえば、道端で誰かが絡まれて困っている時。
電車で具合が悪そうな人がいる時。
飲み会の場で回答に困る質問を同僚がされている時。
ハラスメントじゃないかな?と思う言動を受けている人がいる時。
あなたはどんな行動をしますか?

こういった場面に出くわした時、とっさに体が動かなかったり、かける言葉が見つからなかったりして、何もできなかった……そんな経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
そして、後になってから「ああすればよかったかもしれない」、「なんで一言かけられなかったんだろう」、「何かできることがあったんじゃないだろうか」というモヤモヤを抱えられたのではないでしょうか。

「バイスタンダー」とは、医療用語では応急処置や心肺蘇生といった、救助に携わった第三者のことを指しますが、ハラスメントや差別の文脈では、「ハラスメントや差別、性暴力などが起きた時、その現場に居合わせた第三者のこと」という意味で使われています。
何らかの被害を受けている時、 受けそうな時に周りの人が介入することで、事態を悪化させない、予防するといった効果があり、“差別の抑止力”として注目されています。

このワークショップでは、目の前で困っている人がいる時に、何らかの行動を起こすための知識の共有と実践を行います。
知識として知っていても、行動できるかはまた別ものです。たとえば、人命救助のためのAED(自動対外式除細動器)を使うための研修があるように、AEDの存在を知っていても、その使い方を学ばなければ、必要な場面で役に立ちません。
同じように、突然目の前でハラスメントや差別などが起きた時に、すぐに動ける「瞬発力」をつけるためには訓練が必要です。

私たちは、このバイスタンダー・ワークショップを通じて、目の前に困っている人がいる時に行動するための緊急対応マニュアルとしての考え方と、実践の場を提供したいと考えて立ち上げました。
ワークショップでは、知識の共有と、それを使って3つのロールプレイを行うことで、実践で使える知識に落とし込みます。
一人ひとりが一歩踏み出す勇気を持つことができれば、社会はもっと優しいものになるはずです。